【指名手配中】八田與一の生い立ちや経歴は?前科持ちで2度の逮捕歴があった!

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大分・別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件で、全国に重要指名手配されている八田與一(はった よいち) 容疑者。

2022年6月の事件発生から2年3か月が経過した今でも、指名手配中の八田容疑者の家族がABEMA的ニュースショーの取材に応じるなど注目されています。

そんな中で八田與一容疑者について、「八田與一容疑者とはどんな人?」「生い立ちや経歴を知りたい!」という声もあるようです。

そこで今回の記事は、

・八田與一のひき逃げ事件の概要
・八田與一の生い立ちや経歴
・八田與一は前科持ちで2度の逮捕歴

こちらの内容でまとめていきます。

目次

【指名手配中】八田與一のひき逃げ事件の概要

まずは、八田與一容疑者の起こした事件について、見ていきましょう!

八田與一容疑者のひき逃げ事件の概要をまとめました。

事件が起きたのは、2022年6月22日のことでした。

その詳細は、以下の通りです↓

男子大学生2人はツーリングを楽しんでいた

2022年6月22日、被害者となる男子大学生2人(Aさん、Bさん)はバイクで湯布院にツーリングに行き、19時30分頃に別府市内のショッピングモールに行き、買い物をしました。

事件直前のトラブル

イメージ画像

2022年6月22日買い物を終えた19時42分頃、それぞれ別の駐車場出口から出ようとしていた時、Aさんが八田與一に言いがかりをつけられていました。

事件の被害者の1人であるBさんは、当時を振り返りこのように語っています。

「八田がスピーカーですごい大きい音を流していてそれをちょっと不審に思った(亡くなった)彼が八田を少し見た。それにカッとなったか分からないが言いがかりをつけてきてという感じ。本当にそれだけのことだった。15秒、30秒ぐらいのすごく短いやり取りだったと思う」

Aさんは八田與一から言いがかりをつけられた時にすぐに謝まりましたが、八田與一はさらに、

「ここ原付通ったら悪いんじゃね?」

とよくわからない文句をつけてきたそうです。

BさんはAさんと八田與一が話しているのを遠目に見ていたので、合流した時にAさんに

『あれ誰やったの?友達?』と聞いたら、『変なやつに絡まれたんよね』という話でした。

ひき逃げ事件発生!

2022年6月22日午後7時45分頃、AさんとBさんはショッピングモールの駐車場を出て合流しました。

2台は500m走行し、別府公園前の交差点で赤信号のために並んで停止。

BさんはAさんに「どうせ変なやつやから気にせんとき」と声をかけていると、背後からアクセルを踏むエンジン音が近づいてきました。

Bさんはアクセルべた踏みの音がして、バイクのミラーで後ろを確認すると、軽乗用車のヘッドライトがすぐ近くに迫ってきたため、

「ヤバい!」と思って、Aさんにそれを伝えようとした瞬間に、後ろから衝突されてはね飛ばされました。

バイクに乗っていた2人は10m以上はね飛ばされ、バイクは大破。

Bさんは軽傷でしたが、Aさんは病院に搬送されたものの死亡が確認されています。

八田與一逃走

2人をはねた軽乗用車は交差点の電柱に衝突し、前方が大破しました。

ひき逃げ事件を起こした八田與一は軽自動車を現場に残したまま、被害者2人を救護することなく、裸足で逃走しています。

車の中には、八田與一の財布とスマートフォンが残されていました。

八田與一は現場から裸足で逃走する様子が防犯カメラに映っていました。

防犯カメラの映像によると、八田與一は事件現場から逃走し、北浜飲食店街を通って、国道10号線から北浜公園に行ったところまでは判明しています。

事件現場から北浜公園までは約2kmの距離ですが、事件発生から12分後には到着しています。

八田容疑者は、事件現場から裸足でずっと走って逃走していたと思われます。

事件から2日後には、北浜公園に隣接する別府北浜ヨットハーバーで八田容疑者が着ていた黒いTシャツが脱ぎ捨てられた状態で発見されました。

しかし、その後の足取りはわかっていません。

大分県警は事件発生から1年間で延べ2万2000人の捜査員を投入して、八田與一の足取りを追っています。

八田與一に関する情報も800件以上寄せられていますが、まだ八田與一の行方は分からず、逮捕には至っていません。

重要指名手配に指定

警察庁は2023年9月8日、現場から逃走した八田與一容疑者28歳を道路交通法違反ひき逃げの疑いで全国の警察を挙げて捜査する重要指名手配に指定しました。

道路交通法違反での重要指名手配は史上初のことです。

警視庁が八田容疑者を重要指名手配に指定した理由は、

制限速度を大幅に超えて追突したことから凶悪性が高いと判断されたから

だと考えられます。

また、捜査特別報奨金の対象事件にもなり、逮捕につながる有力な情報の提供者には最大で300万円が支払われます。

重要指名手配とは?

重要指名手配は、指名手配された容疑者のうち、特に重大な犯罪の容疑者を指定し、捜査活動を強化しているものを指します。

全国の警察を挙げて捜査をする必要性の高い、殺人や強盗致傷などの凶悪犯罪、または広域犯罪を対象として指定された指名手配です。

ちなみに、現時点で重要指名手配に指定されているのは、八田與一を含めて14人です。

そのほとんどが殺人、そのほか爆発物取締罰則違反や強盗致傷などの凶悪犯ばかりです。

ということは、警察は八田與一をひき逃げではなく、殺人で逮捕・起訴することを視野に入れていると推測することができます。

殺人と殺人未遂の容疑で刑事告訴

亡くなった大学生の父親や八田容疑者を殺人と殺人未遂の容疑で刑事告訴しました。

2023年9月21日、亡くなった大学生の父親や遺族を支援している別府願う会のメンバーなどが別府警察署と県警本部を訪れ八田容疑者を殺人と殺人未遂の容疑で刑事告訴しています。

事件前に容疑者と被害者との間でトラブルが起きていたことで告訴状では

「八田容疑者が故意にはねて殺した可能性が高い」

などと訴えており容疑を切り替えるよう求めています。

八田容疑者は被害者のBさんが証言しているように、アクセルベタ踏みで猛スピードで突っ込んできました

被害者の2人は赤信号で交差点で止まっています。

それなのに、赤信号でベタ踏みで突っ込んでくるのは、明らかに意図的に事件を起こしたものと判断することができます。

事件当時、八田與一が運転していた車は時速100km近く出ていました。

赤信号の交差点に時速100kmは、どう考えても「過失」ではなく「意図的な犯行」だと言えます。

現場にはブレーキ痕がなかったことも、この事件の凶悪性が高いと判断された理由の1つのようです。

また、インターネットなどで集めた殺人容疑などを適用するよう求める5万人以上の署名も合わせて提出しています。

別府署は21日付で告訴状を受理しました。

亡くなった大学生の父親は、下記のように語っています。

「容疑者の逮捕がない限りは、わたしの気持ちも全然落ち着きませんし、今後一層、大分県警には頑張ってほしいなという気持ちでいっぱい」

また、一緒に被害にあった大学生の父親も、

「1人の未来ある希望ある人生を本人の身勝手な行動によって奪ってしまったという、こういう人間は殺人罪として取り扱うべきだと思っている」

と明かしました。

道路交通法違反のひき逃げは時効が7年ですが殺人罪に時効はありません。

県警は「引き続き総力を挙げて捜査していく」としています。

重要指名手配指定から1年

情報提供が増加するなどの効果はあったものの、2024年9月現在も逮捕には至っていません。

こうした中、警察庁は重要指名手配の継続を決定した。

また、警察庁は2023年10月末までだった捜査特別報奨金(上限300万円)の期限も1年間の延長を決めました。

これにより、引き続き、有力な情報提供には遺族などによる私的懸賞金(上限500万円)と合わせ、最大800万円が支払われます。

・捜査特別報奨金:300万円
・別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会懸賞金:500万円

亡くなった男子大学生の母親は「また1つの区切りを終えてしまったことが残念でなりません。どうか1日でも早い逮捕をお願いします」と語っていました。

事件に関する情報提供の件数について

県警によると、2024年8月末までにあわせて6937件の情報が寄せられています。

1年前の2023年9月に重要指名手配に指定され、報奨金の対象となったことが公表されましたがそれ以降の情報提供は5458件で全体の8割近くを占めています。

重要指名手配などが情報提供に大きな効果があったことがうかがえるようです。

容疑者と似た人物を見たといった目撃情報はあわせて6485件で、情報提供の大部分を占めている。

内訳は大分県内が461件、関東が2489件、近畿が812件、九州が870件、その他の地域が1233件、そして、インターネットなどが620件。

ただ、依然として有力な情報はないということで、県警では引き続き、八田容疑者に似た人物を見かけた際には通報するよう呼びかけています。

八田與一容疑者に関する情報の提供先:別府警察署0977-21-2131

2024年4月目撃情報

最近の目撃情報が特に多く寄せられているのが、大阪市西成区です。

八田容疑者は重要指名手配に指定され、800万円の懸賞金がかけられています。

大阪市西成区は日雇い労働者の街としても知られています。

簡易宿泊施設が立ち並んでいますが、3畳一間に小さな冷蔵庫とテレビ台があるだけの部屋は1泊1600円です。

八田容疑者は、こうした部屋に寝泊まりしている可能性はあるのかもしれません。

【指名手配中】八田與一の生い立ちや経歴は?

次に、八田與一容疑者の生い立ちや経歴をご紹介します。

八田與一容疑者の生い立ち

八田與一容疑者は一部情報によると、1996年8月10日生まれのようです。

石川県鹿島郡で生まれ、その後は千葉県千葉市に引っ越しています。

ひき逃げ事件の被害者遺族と友人が立ち上げたサイトの情報によると、小学校・中学校共に千葉県内の学校を卒業しています。

また、高校は習志野市立習志野高校に通っていた可能性が高いです。

八田與一の親や家族

八田容疑者の親や家族の情報はほとんど出ていません。

八田容疑者は別府でひき逃げ事件を起こした後に逃亡していますが、八田容疑者の母親が被害者遺族に対して2回の手紙を出していると報じられました。

手紙の内容が公表されていましたのでご紹介します。

1通目には「申し訳ありません。一生懸命育ててきた」と書かれていたそうです。
2通目は、「覚悟を決めて責任を取っていく次第です」と書かれていました。

ニュースによると、この2通の手紙はどちらも八田容疑者の母親からで父親との連名ではなかったとのことです。

父親は不在のようなので、もしかすると八田容疑者の家族構成は母と八田與一だけなのかもしれません。

八田與一の大学

八田容疑者は習志野高校少年院を出た後(もしくは少年院の中で)に高校卒業認定試験を受けて合格し、大学に入学しています。

ひき逃げ事件の被害者遺族と友人が立ち上げたサイトの情報によると、東京都内の私立大学理系学部を卒業していると記載されていました。

しかし千葉県の大学に通っていた八田容疑者と学部学科が一緒で、学食を一緒に食べたり飲みに出かけたりしていた仲だという友人が証言をしています。

その大学時代の友人によると、

千葉県から静岡県熱海市まで自転車で遠出したこともあるということですから大学は千葉県内の大学に通っていた

とも考えられます。

八田與一の経歴

八田與一容疑者の16歳以降の経歴についてまとめると下記のようになります。

16歳以降の経歴

・2016年:16歳~少年院
・2018年:大学生時代ホスト
・2018年:安比高原でリゾートバイト
・2019年3月:大学を卒業
・2020年:栃木県日光市在住
・2021年4月:大分県杵築市
・2022年6月:大分県日出町
・会社員

詳しく見ていきましょう。

大学時代は、石川県に免許を取りに行っていたことやホストのバイトをしていました。

2018年7月~8月(大学4年生の夏休み?)には、岩手県の安比高原でリゾートバイトをしていたことがわかっています。

大学をストレートで卒業したと仮定すると、八田容疑者は2019年3月に大学を卒業したと考えられます。

その後、2020年にはスピード超過の単独事故でガードレールに激突し、頚部痛を発症して日光市の整骨院に通っていたという情報があります。

病院のカルテには当時の職業として、「ラフティングのガイドインストラクター」と書かれていました。

その後、2021年4月から大分県杵築市に引っ越しています。

2022年6月22日の事件当時は、大分県日出町に住んでいて、会社員として働いていました。

八田與一は前科持ちで2度の逮捕歴があった!

八田與一容疑者は前科持ちで2度の逮捕歴があると言われています。

1度目の逮捕歴から見てみましょう。

八田容疑者1度目の逮捕

2013年に習志野市立習志野高校の教室で男子生徒が同級生を刃物で刺して重傷を負わせたとされる殺人未遂事件がありました。

この事件で逮捕された男子生徒が、「悪いことをしてしまった」と供述しています。

その逮捕された男子生徒が、八田容疑者だと言われています。

この事件は2013年6月27日、習志野高校で4時間目の数学の授業中でのことです。

八田容疑者は後ろから消しゴムを投げられたことに腹を立てて、

授業終了後にカバンに入れていた刃物で男子生徒の左胸を刺して逃走

しました。

この左胸の傷は幅2cm、深さ7~8cmという重傷でした。

八田容疑者は自転車で逃走し、その後、タクシーを奪って逃走しました。

八田容疑者の身柄は事件発生から約6時間後に警察に確保されています。

この事件で八田容疑者は栃木県の喜連川少年院に収容されることになりました。

この喜連川少年院は長期処遇専門の少年院とされています。

八田容疑者は約1年間、少年院に収監されていたと考えられますが、「模範生」だったことからもっと早く出所していたかもしれません。

その他にも前科あり?


八田容疑者は高校時代に同級生を刺して、タクシーを奪って逃走するという事件を起こしましたが、それ以外にも前科がある可能性があります。

その理由は2022年ひき逃げ事件を起こしたときの八田容疑者は執行猶予中だったと言われているからです。

執行猶予とは?

執行猶予とは刑事裁判で問われた罪で有罪であることを前提としつつも、直ちには刑務所に収容されず、執行猶予期間が経過した後は、刑務所に収容されることがなくなる制度のことです。

栃木県日光市から大分県に引っ越しをしたタイミングに何らかの事件を起こして執行猶予処分になったと考えられます。

ひき逃げ事故を起こしたとき必死に逃げたのは執行猶予中だったからかもしれません。

執行猶予中に事件を起こすと執行猶予は取り消され、執行猶予取り消し分の懲役もひき逃げ事件での懲役刑に足されるからです。

少年院で一緒だった人の証言

八田容疑者の少年院仲間は八田容疑者のことを「犯罪しそうな性格」「八田容疑者は統合失調症でヤバい奴」と語っていました。

また、友人たちは「キレたら何するか分からない」と明かしています。

「基本的にみんなと和気あいあい、性格が明るい方なので人見知りもしないし、にぎやかで楽しかったが、キレたりしてちょっと怖いなと感じたりもしたし、この人キレたら何するのか分からないなという感じがした」

「生活保護になる」、「万引きや置き引きをすれば、タダでものが手に入る」と八田與一が述べている動画もあるそうです。

元埼玉県警刑事の佐々木成三氏は、八田與一について次のように話していました。

「生きていく上では犯罪をしてもいいという考えを持っている。これで確信した。絶対生きている」。

このことから、現在もどこかで身を潜めていることでしょう。

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まとめ

今回の記事は、

・八田與一のひき逃げ事件の概要
・八田與一の生い立ちや経歴
・前科持ちで2度の逮捕歴

こちらの内容でまとめました。

八田與一容疑者は事件から2年以上経った今でもつかまっていません。

「身近に潜んでいるかも?」と思うととても怖いですね。

そして、亡くなられた大学生のご遺族にはかける言葉もございません。

1日も早い八田容疑者の逮捕が望まれます。

末筆になりましたが亡くなられた大学生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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